よろずを継ぐもの

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花鳥風月

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花鳥風月 2024.3.3

第5話
パンジー・ビオラ

太陽の力が一番弱まるという冬至を境に、日増しにと日が長くなっていきます。冬の間どこかふさぎこんだ気持ちになりがちでしたが、近頃では日の出もだいぶ早くなり、今頃を境に再び力が甦り「陽」に変わる、運気が上がると昔からそう信じられていました。早春の雨が降り、春一番の便りがあちこちから聞こえてくる今日この頃。通勤途中の民家や公園の花壇にも花々が咲き始め、ささやかな日々の移ろいに心がわくわくする季節になりました。
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花鳥風月 2023.10.2

第4話
ヒガンバナ

暑さ寒さも彼岸まで(冬の寒さは春分3月20日前後頃まで、夏の暑さ残暑は秋分9月20日前後頃までには和らぎ、凌ぎやすくなる)とはよく言ったもので…と言いたいところだが今年の暑さは驚きをかくせないものでした。お彼岸が過ぎても「氷」の小さな旗が店前に揺れ、夏の常連アイテムもしまい込むにはまだ少し勇気がいりそうです。
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花鳥風月 2023.6.29

第3話
シロツメクサ

「花を摘むと雨が降る」という言い伝えがある「雨降り花」というのを聞いたことがありますか⁉ヒルガオやホタルブクロ(これらはあまり摘むというイメージはありませんが…)と並び、シロツメクサもまた「雨降り花」と言われているそうです。シロツメクサと言えば、よく晴れた公園で花冠を編むお嬢様のイメージがパッと頭に浮かぶのに、雨を降らせるだなんて…私のイメージと少し違う感じがします。でも、雨の日のどこかふさぎがちな心をぱっと明るく照らしてくれる、そんな意味では梅雨時期に咲く花々はとてもありがたい存在で、さらに4葉のクローバーを見かければ、心がふっと軽くなる…草花のパワーを感じますね。
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花鳥風月 2023.5.19

第2話
ブラシノキ

引っ越しをしてまだ日が浅い頃、ご近所を自転車でまわるちょっとした探険気分を休日に楽しんでいました。そこではっと目に留まった真っ赤な何かをつけた木。生まれてはじめて見るその木があんまりにも興味深く写真を撮っていると知らない女性が話しかけてきて‥
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花鳥風月 2022.10.25

第1話
金木犀

目まぐるしく過ぎていく日々の中で、歳を重ねるごとに昔はあまり気に留めていなかったような日常の彩りのような物に興味が出てきました。
まさに花鳥風月。
人生の道を進むと花、鳥、風(風景)、月の順番にその良さが身に染みて、それらを愛でながら歳をとっていくといいます。そんな花鳥風月の入り口に立ち、目の前の景色を慈しむ楽しみを覚えはじめたところです。

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