北木島について
瀬戸内海の中央にある北木島は、岡山県笠岡諸島では最大ではありますが、島民900名ほどのとても小さな島です。人気お笑い芸人の出身地として知っていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。

その北木島は古くから良質な「花崗岩」の産出と加工で栄え、岡山県産『北木石』は、香川県産『庵治石』、愛媛県産『大島石』と並び、瀬戸内の三大銘石の産地です。内陸の道路網が未整備だった時代には、船を利用した海運による納期厳守と良質な大材が採石され、かつては一大産地として君臨していたとも言われ「石の島」として有名です。
銘石『北木石』と称され、江戸初期徳川幕府が再築した大坂城修築では大量の石垣石を送り出し、明治以降では、東京の旧日本銀行本店、三越本店、日本橋、明治神宮、靖国神社大鳥居や石灯篭、東京駅駅舎など格式ある多くの建築物に北木石が使用されています。
現在も採石が行われており、豊浦地区・金風呂地区には、表面を削り取られた山々が、かつて石材産業が繁栄を極めた痕跡を残すようにそびえています。圧倒されるほどの切り立った岩の山肌と大迫力の石切り場跡「石切りの渓谷展望台」では高さ60mから石切り場の絶景を望むことができます（有料）。
また、このしまの伝統行事として有名な「北木島の流し雛」は和歌山県加太の浦の淡島明神信仰にまつわる行事として300年ほどの歴史があり旧暦3月3日直前の日曜日に、北木島大浦地区で行われています。

喜多嬉かきについて
北木島海域は、中四国地方に横たわる瀬戸内海全域においても有数の清浄海域で、海の透明度は高く、プランクトンも豊富に生息しているので牡蠣の生育にとってとてもよい環境です。
一般的に真牡蠣の生食シーズンは11月～3月ですが、勇和水産では独自に研究を重ね鮮度が落ちない特殊な冷凍技術を採用することにより1年中真牡蠣を安心して生食で食べられるようになりました。
「喜び多く、嬉しいかき」と書き、「喜多嬉かき」とし、親子3代で海を守り、良質な牡蠣を養殖し続けています。
「喜多嬉かき」は、岡山県で初めて生食用の殻付き牡蠣の販売を認められた瀬戸内海屈指の牡蠣ブランドです。

■セット内容：冷凍　喜多嬉かき×12（加熱用）

◆賞味期限：2年
◆保存方法：冷凍（-18℃以下）で保存