徳之島は奄美群島の島の1つで、面積は奄美大島に次ぐ大きな島です。
徳之島はギネスブックにも登録された泉重千代翁が生まれ育った島で「長寿の島」また、出生率が常にトップクラスにあり「子宝の島」とも言われてます。
徳之島には自然に育まれた食の文化が今も生きており、その一つが「塩」で、徳之島の方言で「ましゅ」と呼ぶそうです。私たち人間にとって欠かせない「塩」。その貴重な塩を江戸時代も前から（100年以上前）伝統製法で守り続けてきている「ましゅ」は伊仙町犬田布（いぬたぶ）という集落で作られています。

観光スポットでもあるミヤトバルは、約2万年前の旧石器時代の洞窟が発見された場所で、もともとは海水から塩を作るための場所でした。隆起性珊瑚の潮溜まりを人工的に削りならして、広大な潮の干場として利用していました。洞穴内には濃度の高い塩水を溜めるための塩溜まりがいくつもあります。
ましゅ屋ではこのミヤトバルの潮溜りの海水を利用して今も塩作りをしています。
純粋な塩を作るには、淡水が混じってはいけない為、何日も太陽を浴びて濃縮された潮溜まりの海水を使っているので、途中で雨が降ったら台無しになり大変です。この自然の力で濃縮され海水を汲み上げ20時間以上煮込み、その間に浮かんでくる灰汁を取り続け、水分がなくなり塩が完成します。
通常の塩よりキメが粗いのが特徴です。
海の成分であるカルシウムやカリウム、鉄分、亜鉛、マグネシウムなどの微量栄養素を含んでおり、精製された塩には出せないまろやかさが特徴です。9２歳の母から受け継いだ店主1人で作った自然の恵が詰まった塩は長寿の源なのですね。

■セット内容：ゆらしい島の塩「ましゅ」200g×3袋

◆保存方法：常温で保存