沖縄本島から南西へ310ｋｍ、輝く青の海に浮かぶマンタの姿にも似た宮古島。
珊瑚礁からなる島は四季を通して緑で潤い、亜熱帯の豊かな自然の営みが脈々と育まれています。
昭和23年の創業以来伝統の手法にこだわり、多良川の蔵人たちは、最良の泡盛となるよう、心を込めて、時間と手間を惜しみなく注ぎます。
多良川のある場所は、昔から湧き水が多く出る場所で、集落の人にパルガーと呼ばれ大変親しまれていました。(パルは南の畑を意味し、ガーは井戸や川の意味）そのパルガーが歳月と共にタルガーとなり、多良川の文字が当てられたと思われます。泡盛「多良川」の名は、この上比根杜の麓から湧き出る伏流水「多良川（タラガワー）」に由来しております。

はるか琉球王朝の時代から庶民に愛され、明治後期に姿を消してしまったイムゲー（芋酒）。
「イムゲー」は、首里王府の管理下で造られていた泡盛とは異なり、庶民により芋や黒糖で自家用として造られていたお酒です。
100年前に、酒税法改定により途絶えてしまった庶民のお酒「IMUGE.（イムゲー）」600年の歴史を誇る泡盛は、官製のお酒であるがゆえに、上流階級の人や政府への献上品として扱われていた為、庶民が気軽に飲めるお酒ではありませんでした。その為、身近にある甘藷（イモ）と黒糖を原料としたお酒を造っていました。現代では、麹に黒糖を加える事は、酒税法上焼酎の分類には入る事ができない為、スピリッツの免許を新たに取得して事業をスタートしました。
酒税法などにより大正・昭和・平成と忘れ去られていたイムゲー（芋酒）、約1世紀ぶりに離島の泡盛酒造蔵元３社の手により復活しました。現代版にアレンジされた芋酒。名付けて、IMUGE.（イムゲー）です。

【商品特徴】
まず初めにカステラのザラメのような芳醇で香ばしい甘い香りを強く感じ、その後、アーモンドのような少しオイリーな香りがします。
後に炊き立てのお米のような香りが続きます。
味わいは、ファーストアタックは、アルコールを強く感じ、やがて紅芋由来の芳醇な甘みが口中に広がります。
黒糖由来のミネラルを感じ、その後、心地良い苦みや辛み、椎茸や昆布のような旨味が変化していきます。

■セット内容：多良川　IMUGE.37度　720ｍｌ×1本

■本商品は日本郵便（ゆうパック等）での配送となります。

◆賞味期限：なし
◆保存方法：常温で保存