よろずを継ぐもの

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金時米菓「ミニ梅 紅白」

お菓子の史
第8話
2023.3.8
小梅のあられを知りませんか⁉︎

むかし実家によく置いてあった小袋に入った小さな紅白の梅のあられ。紅白どちらも梅味で、子供ながらに手のひらに並べてちまちまと食べるのが楽しくって、少し多めに入っている白から食べて、紅色を最後に食べる時、何故か優越感を感じるという謎のあられ。


鶯が鳴き、梅の花をみかけて思い出す味

あまりに小さい時の記憶で、昔は近所で売っていたのかどうか⁉そのあたりはさっぱりわからないのですが、急に母から「あれが食べたいけどどこにも売ってないのよ」と連絡があり久しぶりにその存在を思い出しました。
下手したら30年ぶりぐらい遠い記憶を辿りながら通販で探してようやく購入。その見た目の懐かしさと可愛らしさに心がじんわりと温かくなる思いがしました。今の若い人が使う「エモい」という感情はこんな感じでしょうか⁉︎

金時米菓「ミニ梅 紅白」

私なりの正装のようなコト

あまりにも久しぶりの対面だし、梅味であられ、緑茶がベストフレンドなのは間違えないという事で、普段家ではお茶を淹れて飲む事を全くしないめんどくさがりな私なのですが、お気に入りのあられとあれば、そこはきちんとお茶を淹れてスタンバイ。金吾堂の「厚焼」以来、お手軽ペットボトルではない緑茶を淹れました。ちなみに写真のおしゃれなガラス製のストレーナーは、アンケートに答えたら抽選で当たります的やつで昨年いただいたもの。洗い物が少なくて済むのでとっても愛用しています。

金時米菓「ミニ梅 紅白」

記憶と今を交差させて…

私の手が大きくなったのか?あられの粒が小さくなったのか⁉︎私の記憶よりも小粒で、本当に可愛らしいあられです。
子供の頃のように手のひらで紅白色分けせず、ざざっと口の中にひと袋入れて食べたら少し罪悪感を感じましたが、私も立派な大人になったぜ‥なんて余計な事が頭をよぎったりするのがまた楽しいひと時です。
たまーに梅の形が崩れた(花びらの枚数が足りない)レア物が混ざっていたりするのですが、それもまた楽しい。ハート型のハッピーターンやピノみたいな、すごくよく言えばそんな感じ。

金時米菓「ミニ梅 紅白」

酸味の謎

ところで今回の「ミニ梅 紅白」は梅味のあられなので塩味+酸味の味付けのお菓子なのですが、そもそも私、酢の物や飲むお酢など酸味全般が少々苦手でして。なのに何故かお菓子系の酸っぱいもの…「ミニ梅 紅白」はもちろん、スッパムーチョ、梅ざらめ味のおかき、酢昆布なんかも大好きなんです。甘酸っぱい系というカテゴリーでしょうか!?癖になるし、私にとってのやめられない止まらないはこのカテゴリーがダントツです。
今回メーカーのサイトなどを拝見しましたが「ミニ梅 紅白」の誕生の歴史などはうかがい知ることができませんでした。しかしパッケージに「日本で 初めてできた 小さな!!小さな!! 姿あられ」と書かれているので昔からある商品なのだろうと思いつつ、甘酸っぱい系って昔から人気なんだなと再確認した気分です。
ちなみに甘酸っぱいつながりでいうと、私ははちみつ梅も大好きで、昨年初めて自分でつけてみたのですが、大失敗しまして。今年はリベンジしたいと思っています。それはまた、別の話。
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