くらしのこみち

【もとしげ】すり鉢

今月のお道具
2023.2.27
【もとしげ】すり鉢
台所から食卓に そのまま使えるすり鉢

皆さんのおうちには、すり鉢がありますか?
「ごまはスリごまを買っているから使わない」、「大きくて重たいから使わなくなった」、
「ごまをする以外に何に使うの?」・・・
そんなお声が聞こえてきました。

いえいえ、そんなもったいない。
実はすり鉢って、ものすごく使えるヤツなんです。
今回紹介するのは、すり鉢専門店「元重製陶所」のすり鉢です。
島根県江津市にあり、石見銀山で知られる石見の土を作ってすり鉢やおろし器を専門に製造販売しています。

なぜすり鉢やおろし器に適しているかというと、石見の土は耐火度の高い良質な土で、その焼成温度は1,300℃にもなり、磁器のように硬くて丈夫な器になるため。
この耐火性、耐水性、耐酸性、耐アルカリ性に優れた石見焼の特徴は、鋭く欠けにくいすり鉢のくし目に活かされています。
また、つるりとした磁器と異なり、陶器の表面には特有のざらざら感があり、食材をしっかりととらえてくれます。 そのような点から石見焼はすり鉢にとても適した焼き物なのです。
【もとしげ】すり鉢
すり鉢の中にある、くしでといたような凸凹「くし目」はなんと一つ一つ職人さんが手作業で行っています。手作業だからこその絶妙な力加減により鋭くとがった先端は、食材をしっかりと捉え、するときの力も時間も少なくてすみます。
内側の赤茶色の釉薬は石見焼伝統の天然の来待石からできている釉薬。耐久性に優れています。
【もとしげ】すり鉢
擦っているときに、すり鉢が滑って困ったことはありませんか?
このすり鉢の底には、シリコンゴムが付いており安定感が抜群です。
従来のすり鉢の形と比べてちょっと深く、底は広く大きめに。
擦った食材が外に飛び出にくく、さらに真ん中に自然に集まってくる形状となっていてとても擦りやすくなりました。

山芋も、この通り。
するするとほとんど力を使わずにすりおろせるのが楽しいです。
【もとしげ】すり鉢
見た目もコロンとかわいらしい形で、そのまま食卓に出してもいい感じです♪
煮物を盛り付けたり、うどんのお鉢としても使えます。
サイズも大中小とあるので、小さいものはドレッシングを入れたりしても。

「すり鉢」だから「擦る」だけ!ではなく、「潰す」、「和える」にも使える一器多様な使い方で愉しんでみてくださいね。


【使用上の注意】
・電子レンジ使用可
・食洗器使用可
・オーブン・直火不可
・熱湯使用可・煮沸消毒可
・使用後は速やかに汚れを落とし、よく乾燥させてください。乾燥が不十分ですとカビやシミの原因になります。溝の汚れを落とすには、小ぶりのたわし等をご使用ください。またまた、しばらく水につけておくと、汚れが取れやすくなります。
・滑り止めのシリコンゴムは濡れていると滑りますので、製品やテーブルが良く乾いた状態でご使用ください。

【底面のシリコンゴムに関するご注意】
・木材や紙、油分を吸収する材質の上に放置しますと、シリコンゴムに含まれる油分が染み出し、シミになることがございますのでご注意ください。人体への影響はございません。
・陶器やガラスのお皿などつるつるした面にシリコンゴムが当たった状態で長期間保管されますと、シリコンゴムが付着することがございます。お皿等に重ねずに保管してください。
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