くらしのこみち

玄米屋ウエトミ 季節を感じるおいしいお米特集

今月のおすすめ
2022.9.29
田んぼが黄金色に染まる収穫の時期。秋の味覚を代表する新米がやって来ました。
9~10月頃から出始める新米は、日本では「初物」として古くから大切にされてきたもの。
「初物」は縁起物として古くから親しまれ、新たな命がみなぎるものとして、「初物を食べると寿命が延びる」
「東を向いて笑いながら食べると福を呼ぶ」という言い伝えも多く残っています。1年かけて丹精込めて育てられたお米はやはり新米でいただきたいですね。
京都・八幡の「玄米屋ウエトミ」から3種類の新米を紹介。テーマはずばり「まぼろしのお米」。
五つ星お米マイスターや食味鑑定士の資格を有する上田さんから3種類の今年の新米の魅力を紹介していただきました。
玄米屋ウエトミ 季節を感じるおいしいお米特集
①京都府京丹波町ユリノ谷産「ユリノ谷のお米」 生産者:林 良史
玄米屋ウエトミでは、毎年予約開始からわずか6日間で売り切れてしまうまさに「幻のお米」。
四方八方、山に囲まれ、緑豊かな環境で育まれた「ユリノ谷のお米」。市場にも出回らず、唯一玄米屋ウエトミが販路を有するこちらのお米は、極力農薬を抑え安全面にも水田の環境面にも配慮したトップクラスのお米なのです。
水田の水質を鑑定する環境評価でも、最高位の環境特A地区に認定されています。
近くの山から流れてくるきれいな水で育まれたお米は、お茶碗の中できらきら宝石箱のようにご飯が輝く様にうっとりします。ほんのりとしたお米の甘みと程よい粘り気がお料理と合います。
思わずおかわりが止まらなくなるほど、繰り返し食べたくなるお米です。
(上の画像は「ユリノ谷のお米」生産者 林さん)
玄米屋ウエトミ 季節を感じるおいしいお米特集
②兵庫県美方郡香美町村岡区産「とろかわの恋」特別栽培米コシヒカリ 生産者:田中 敬二
昼夜の寒暖差の激しい気候で育ったお米は、お米の糖度が増し、甘めも強いのが特徴です。
但馬の山々に囲まれた棚田で、山の雪解け水を使用し夏の水田の温度を調整、牛糞や鶏糞、米ぬか等自然由来の堆肥を使用しお米にストレスがかからない環境で育てられたお米は、見た目のお米の白さから全く異なります。
無農薬で栽培されたこちらのお米は、ふんわりとした甘さと適度な弾力が口の中を包みます。
香り高く、冷めても美味しさを損なうことなく、様々なお料理との相性も抜群です。
「とろかわの恋」は、お米コンクールにて過去に4度の金賞受賞経験を持つ数少ない「幻のお米」なのです。
生産者である田中敬二さんの水田も最高位の環境特Aを取得されています。最高の環境で育てられたお米は格別です!
(上の画像は「とろかわの恋」生産者 田中さんの棚田の風景。四方八方山に囲まれています。)
玄米屋ウエトミ 季節を感じるおいしいお米特集
③島根県邑智郡邑南町産「つや姫」無農薬米 生産者:岩根 英則
こちらのお米も棚田で育てられたお米です。無農薬にこだわり、牛糞や納豆菌等含んだ有機肥料を使用し、
合鴨農法にて育てられました。
除草剤なども一切使わず全て手で除草、稲の株と株の間を空けて風通しを良くすることにより稲に栄養を行き渡らせ、
健康なお米を作り上げるといった生産者ならではの手間暇がかけられています。
つや姫は、その名の通り炊き上がりからツヤツヤふっくら。冷めた時にグッと甘さが引き立ちます。
これからの行楽シーズン、おにぎりやお弁当にも大活躍ですね。のど越しの良さと粒感が残り、食感も十分に堪能していただけること間違いなしです。
数ある「つや姫」の名産地の中でも、島根県のこだわりの合鴨農法で育てられた無農薬米 「つや姫」をぜひこの機会に味わってみてはいかがでしょうか。
それぞれ特徴の異なる3種類の新米。昨年の新米とはまた一味違う今年の新米を食べて、健康を祈願しましょう。
新米だからといい、炊き方も通常と変える必要はありません。
じっくり浸水させてから、いつもの水加減で炊くだけでふっくらほかほかのご飯が炊き上がります。
それぞれの楽しみ方で秋の味覚「新米」を味わいましょう。
(上の画像は「つや姫」生産者 岩根さんの合鴨農法の風景。)

〇季節を感じるおいしいお米教室の手習い塾はこちらをご覧下さい。
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