くらしのこみち

2023年(令和5年)11月 霜月

歳時記
2023.10.31
立冬 11月8日から 暦の上では冬の始まり
小雪 11月22日から 北の方から初雪の便りが届くころ
2023年(令和5年)11月 霜月
小春日和…秋なのに小春?
11月になり、ようやく秋めいてきたと思っているのに、暦の上ではもう冬。二十四節気の立冬から立春の前日である節分までが冬の季節となります。 木枯らし一号が吹いたというニュースもこのころから。思わず首をすくめたくなるほどの冷たい風が吹くと冬も間近だと感じますね。
とはいえ、ぽかぽかと春のように暖かな日も。「今日は小春日和だね」といいますが、小春は冬の季語になります。2月や3月に使いたくなる言葉ですが、ちょうど今の時期に使う言葉なのです。
2023年(令和5年)11月 霜月
冬の準備も始めましょう。
暖房器具をいつから出すのか、目安になるのが亥の日です。昔は亥の月亥の日にこたつ開きをしていました。亥(いのしし)は炎の神の使いとされ、火災を免れる存在とされたこと、亥は五行思想で水に当てはまることなどから、江戸時代の人は家の防火を祈って亥の日に暖房器具を使い始めたそうですよ。
旧暦の10月、最初の亥の日、2023年は11月1日。そして二番目の亥の日は11月13日。防火を心掛けていずれかの日に出してみてはいかがでしょうか?
また、亥の刻(午後10時頃)に亥の子餅を食べるのもお忘れなく!いのししの子供のような可愛い形をした亥の子餅は、無病息災と子孫繁栄を願うという意味が込められています。
2023年(令和5年)11月 霜月
おうち鍋シーズンがやってきた
11月7日は「鍋の日」。
野菜もたくさんとれてスープの種類も多い鍋はこの季節、食べない人を探すのがむずかしいかも… 寄せ鍋、しゃぶしゃぶ、すき焼き、おでんや、ポトフ。湯気に囲まれふうふう言いながら食べる鍋シーズン、日本の風物詩ですね。
また、日本気象協会は、寒さや空気の乾燥具合から「鍋料理のおすすめ度」と「どんな鍋が食べたいか」を表す「鍋もの指数」を発表しています。
https://tenki.jp/indexes/hot_pot/
くらしのこみち地方(大阪)を調べてみると、「こんなお鍋をおすすめしてくれるんだ」となかなか面白かったです。
(調べた日は「スパイスでほくほくなカレー鍋」でした)
鍋料理が多くなってくる季節、こちらを見てメニューを決めるのも楽しいですね。
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