くらしのこみち

2023年(令和5年)7月 文月

歳時記
2023.6.28
小暑 7月7日から 暑さがだんだん強まっていく時季
大暑 7月23日から 夏の暑さが本格的になる時季
2023年(令和5年)7月 文月
五感で愉しむ夏のくらし
茶人、千利休の「利休七則」のひとつにこのような言葉があります。「夏は涼しく冬は暖かに」。
これはお部屋の温度を快適にしましょうということではなく、工夫や趣向をこらして「涼」や「暖」を感じさせるようにというおもてなしの教えです。
五感をもって季節を感じる工夫が日本にはたくさんあります。
ちりんとなる風鈴の音色、朝や夕方の打ち水、竹やガラスなどの涼やかな器など。
気が付かないうちに取り入れている方も多いのではないでしょうか?藍染の手ぬぐいや染付の器も涼しさを感じさせるアイテムです。
2023年(令和5年)7月 文月
夏の贈りもの
この時季の贈答といえば「お中元」。お中元は日頃の感謝を品物に託して送る季節のご挨拶です。その歴史は古く、起源は古代中国道教の「三元」の日からきています。
1月15日を「上元」、7月15日を「中元」、10月15日を「下元」となっており、「三元」には神様への供物と感謝を捧げていました。
なかでも「中元」は日本古来の「お盆」が結びつき、この時季に親戚や知人、仕事でお世話になっている方へ感謝の品を贈る「お中元」へと変わっていきました。
季節のご挨拶として百貨店では様々な趣向をこらしたギフトセットがありますね。
くらしのこみちでもお中元に贈りたいギフトセットをご用意しております。
また、売場ではお好みのものをお詰め合わせも致します。ぜひお申しつけくださいね。
2023年(令和5年)7月 文月
土用の入り
土用は、立春・立夏・立秋・立冬前の18日間を指します。
現在は夏の土用だけが年中行事として残っており、今年は、土用丑の日は7月30日(日)。
暑さで体調を崩しやすい時季、「うなぎ」を食べて精を付ける食習慣が生まれたのは江戸時代、平賀源内が広めました。
ほかにも「う」がつくものを食べて夏を乗り切りましょう。
疲労回復効果のある「梅干し」や、消化の良い「うどん」、たんぱく質が豊富でパワーがつく「うし(牛肉)」もいいですね。
またこの日には、力持ちに例えられるお餅を厄除けの力をもつという小豆でくるまれた「土用餅」を。無病息災が叶うといわれています。
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