くらしのこみち

【及源】すき焼ぎょうざ兼用鍋

今月のお道具
2023.10.31
【及源】すき焼ぎょうざ兼用鍋
旨味を閉じ込める南部鉄器のすき焼き鍋

11月になり温かな鍋料理が恋しい季節となりました。
そんな中最近、「鉄」の道具のお問い合わせが多くなってきているように感じます。
「美味しいって聞くけど・・・」、「貧血にいいんだよね?」、「買い替えしなくてもいいのが欲しいけど」などなどくらしのこみちでよく聞くお言葉です。
けれど「・・・扱いが難しいんでしょう?」、「錆びるんだよね」という不安も多いようで・・・

お取り扱い方法は「水気をよく拭き取る、乾かす!」。これさえ気を付ければずーっと使える鉄の道具。
今回は、この季節から特に大活躍、家族の団欒に、おもてなしにぴったりな「すき焼ぎょうざ兼用鍋」をご紹介いたします。

さて、すき焼きの語源には諸説あるそうです。
江戸時代、鍋の代わりに農具の鋤を使って魚や豆腐を焼いて食べたのがすき焼きの始まりだという説。また、すき焼きの使う肉は薄く切るため「すき身」から来たという説。
ちなみにすき焼きという呼び名は関西方面でしか使われていなかったそうで、関東では牛鍋と呼ばれていたそうです。

関西風と関東風では同じ「すき焼き」といえど調理法が違います。
関西風のすき焼きは牛肉を焼いてお肉が焼けたら砂糖や醤油などで味付けし、そのあと野菜を入れていきます。
溶き卵につけて食べるとまろやかでおいしいですよね。
さて、そんなすき焼きをおいしく調理するにはやはり鋳物の鉄鍋をお勧めいたします。
鉄鋳物は蓄熱性があり、たくさんの具材を入れても温度が下がりにくく、おいしく煮込むことができます。高温で加熱することができるので、旨味を閉じ込めてくれるのです。

岩手県の伝統工芸品、南部鉄器の老舗メーカーである及源の「すき焼ぎょうざ兼用鍋」は昔ながらの古風な木蓋つきの鉄鍋です。
職人の手作業により、鉄を鋳型に流し込みこのように板厚のすき焼き鍋が出来上がっていきます。

【及源】すき焼ぎょうざ兼用鍋
温かみを感じる焼杉の木蓋は、対流熱を閉じ込め食材にじっくり熱を伝えるだけでなく、余分な水分を吸収してくれます。
すき焼きだけではなく、餃子を焼いたり炒め物のフライパン、パエリア鍋としても年中活躍します。
適度に蒸気が逃げるので、餃子を焼くとふっくら、香ばしくジューシーに! こちらの鉄鍋はIHにも直火、オーブンにもお使いいただけます。(オーブンでご使用の際には木蓋は外してください)
両手でしっかり持つことのできるデザインもいいですね。

【及源】すき焼ぎょうざ兼用鍋
【使用上の注意】

・油ならしについて
・① 最初は油ならしを行ってください。まずたわしで水洗いし、水気を布などで優しくたたくようにふき取ります。
・② 弱~中火で鍋全体が温まるまで加熱し、水分を蒸発させます。
・③ 火を弱め、鍋底を覆うくらいに油を入れます。刻んだ葉野菜を入れ、鍋肌にまんべんなく油がなじむように炒めます。
・④ 2~3分程度炒めた後、火を止め野菜を取り出します。鉄鍋が冷めたら軽くたわしで水洗いし、完了です。


【及源】すき焼ぎょうざ兼用鍋
【使用後の扱い】

・① 天然素材のたわしやブラシ、ささらなどを使って洗ってください。お湯洗いがおすすめです。(洗剤は使いません)
・② 洗浄後、水気をふき取り適度に加熱し水分を蒸発させ冷ましてください。
・※ 油汚れやにおいが気になる場合は無香料の洗剤を適量ご使用ください。洗剤を使用した後は鍋肌の油分が不足し錆びやすくなります。空焚きをした後はしっかり油をなじませましょう。
・※ 食洗機は使用しないでください。


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▼【及源】すき焼きぎょうざ鍋 24cm 9,900円
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