よろずを継ぐもの

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衣替えとウエス

エコエコEコト
第2話
2022.11.7
衣替えも終わり、あっという間に「年末の大掃除はお早めに」なんて言葉を目にする季節となりました。毎回、衣替えの度にやってみたかった事、それでもやれていなかった事を今回こそはと実践してみました。
不要になった衣類、皆さんはどのように処分していますか⁉近頃は商業施設やショップでも回収ボックスが増えて、買い物ついでに持っていくという人も増えてきたのではないでしょうか?サイズアウトならまだまだ着られる物も多いので、メルカリに出品したり、古着買い取り店へ売りに行ったり、地域のフリーマーケットで販売するなどしてリユース、リサイクルも良いですよね。古着を寄付することで、仕分け作業などによる発展途上国での雇用創出と、販売利益でのワクチン接種推進など、今は様々な取り組みを行う団体も増えて、いざという時に調べながら無駄にせず、有効活用したいなぁと私も思っています。

衣替えとウエス

衣類の処分、自分ルール

今回は、そんなリユース、リサイクルにもちょっと難しい、「これはもう捨てるしかないな」という衣類の処分について。以前に発展途上国への衣類の寄付の実態を追った番組を拝見した際、本当に売れない最終的に廃棄せざるを得ない衣類が、そこらへんに放棄されていて、それこそ自然破壊や不衛生な環境を生み出しているという事例を知りました。寄付という善意とはいえ、不要な物は不要、お金に換えられないもの、着用したくないものはゴミとなってしまう。そして適切な処分にはお金がかかるのでそこらへんに放棄されることも。さらにそれらの衣料の中には化合繊、化合繊混紡も含まれるため、放置しても土に還らない繊維が混ざっていて、雨に濡れた放棄衣類から虫が湧き、感染症の広がりのリスクが‥という悪循環も実際におきているという現実は衝撃的でした。その番組を見てから、古着を処分する際には、まず私の手から離す段階で分別を心がけよう、そう思いました。まだ着用できそうなものはリサイクルへ、そうでないと判断できるものは仕分けをして寄付などにまわさない…そんな自分ルールを決めて。

衣替えとウエス

燃えるゴミに出す前に

衣替えの際にリユースできそうにない衣類を分けておく…そこまでは何年も前からしていたのですが、結局、有効活用する前に大掃除でそのまま燃えるゴミへ出す、そんなことを繰り返していました。それでいて、髪の毛が気になる洗面台やそのフロア、ほこりが気になるお手洗いのタンク、換気フィルターまわりと気になった時に都度ちょこ拭きしたいところにウエスがあればいいのに…とずっと思っていました。ついティッシュペーパーやキッチンペーパーを使ってしまっていたのですが、使い捨てのウエスに置き換えられれば、ほんの少し罪悪感が薄れるような、そんな風に何年も引っかかっていて。
実はこの手の活用法は今に始まったことではなく、昔なら当たり前、最近でも主婦向けの情報誌などでは「賢い主婦の活用術」的なコラムでよく紹介されています。捨てる衣類を適当な大きさに切っておくだけ。繰り返し洗って使用する雑巾はほつれないようにきちんと縫わなくてはと思うのですが、使い捨て用のウエスなら切りっぱなしでOK。
衣替えとウエス

ウエスの存在を忘れたら意味がない

洗面台下にしまい込んでしまうとその存在を忘れてしまいそうなので、洗面台には、ティッシュペーパーと同じサイズにして並びで置いてみました。そうすると今まで何でもティッシュペーパーでちょこ拭きしていたところをちゃんと使い分けができるようになりました。いままでティッシュペーパーを使うたびに罪悪感にさいなまれていたのが、ウエスに置き換えただけでほんの少しだけエコな事できてるぞっと満足感にかわったのです。卓上用ティッシュペーパーと同サイズにカットして、その空袋に詰めれば並べておいても違和感なし。こんな小さなことで日々の家事でご機嫌になるならもっと早くやってればよかった…と心底そう思いました。
この秋の衣替えでウエス用に切った数枚のトップスで、毎日あちこちちょこ拭きに使っても半年以上もちそうです。ちょうど春の衣替えの時に追加できればいいかなといった感じ。次は大きなサイズにも切っておいて窓掃除用にしたいなと私なりに次への課題も考えています。皆さんもウエス生活、始めてみませんか⁉
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