よろずを継ぐもの

  • ログイン
  • カート

みつろうラップ

エコエコEコト
第1話
2022.8.18
環境にも人にも優しい自給自足生活に憧れ感を抱いたりもするけれど、仕事や子育て、はたまた都会生活の便利さから、実際問題、移住や2拠点生活への決断は夢のような話…という人も多いはず。そんな変わらない日常の中でもできる事を少しづつという想いから、0か100かという考えを捨てて、1からエコな事を試していこうと思います。
レジ袋有料化や、ホテルのアメニティ、コンビニのカトラリー、ストローなどのプラスチック製品の削減など、身のまわりでもSDGsやエコ活動が浸透してきています。廃棄物のリサイクルやサイクルアップ、生分解性素材の開発などは今や最先端のもの、かっこいいものという認識が若い世代を中心に広がってきています。エコなもの、環境に良いコトがどんどん開発され、テレビやSNSでエコ関連グッズの情報を見かけない日はないというほど。でも実際使ってみてどうなのか?自分の生活スタイルに合うのかどうか?そのあたりはやはり試してみないとわかりませんよね。私調べ(私個人の感想です)ではシリコン製のエコで便利なキッチングッズは信用なりません。匂いがとれにくかったり、ベタつきが気になったりと念入りに洗うけど、それはそれで環境にあまりよくないような。繰り返し使えるから少々価格が高くても良いかなと購入したのに、黄変やひび割れなど使用頻度にかかわらず結構劣化もするので…とテンション下がることも。というわけで、日進月歩でどんどん新しいアイテムが出てくるエコグッズ、少しづつ私が挑戦してみます。

みつろうラップ

意識高い系⁉みつろうラップにチャレンジ

前々から気になっていたみつろうラップ。市販の物は3枚で3千円弱と結構お高め。実演販売の方曰く「意識高い系の商品でしょ⁉」と通りがかりの女性に言われてしまう事もあったそうで。かくゆう私も完成品として販売されている商品のお値段を見て、それでサランラップ何本買えるの?と計算していた自分がいます。それでも衛生的にはどうなのか?どれぐらい持つのか?使い勝手は良いのか?と頭の中は質問だらけでとても気になっていたので、いざ竹田千蔵商店の竹田社長に教えていただく「みつろうラップとエコ生活」というワークショップの門を叩いたわけであります。

みつろうラップ

自分で作るからリーズナブルで愛着もわく…

まずワークショップに参加してみて、その手軽さに驚きました。

1.アイロン台に新聞紙とクッキングペーパーを敷いて、布をセットし、みつろうを広げる
2.上からクッキングシートをかぶせる
3.低温のアイロンでみつろうをじゅわっと溶かし、まんべんなくろうが広がるまであてる
4.上のクッキングシートをはがし、冷めたらふちのろうをとる(とったろうは再使用可能)

本当にあっという間に完成です!これなら完成品を買うより作った方が楽しいし、なんか嬉しい。
ワークショップでは作成しながら質問しつつ、みつろうラップの基礎知識も学べました。素材として化合繊は不向きですが、みつろうラップに適している天然繊維の布なら、いくらでも家にありますねとか、「はちみつ同様アレルギーのある方や1歳未満のお子さまへの使用は避ける、熱や酸に弱い」というポイントさえ忘れなければ、洗剤で優しく洗いながら半年から1年はもつとの事。天然の保湿性と抗菌性で食材を美味しく保存できるうえ、既存のラップ類とうまく使い分ければプラスチックゴミを減らすことができます。みつろうラップが浸透しているオーストラリアでは使用後のみつろうラップは暖炉で燃やす人が多いそうです。いま流行りのキャンプで着火剤に使用するのも良いでしょう。完全に土に還るというところもみつろうラップの魅力のひとつですね。
みつろうラップ

先生おすすめの収納法は賞状のようにくるくる丸めて

私は自宅にお手製布マスクの残布があったので、大好きなリバティ生地で作ってみました。 先生おすすめの丸めて立てる収納でシンク下にラップとともに収納したら、存在を忘れることなく良い感じに使い分けができています。そしていざ普段使いの小鉢にかけてみると想像の何倍もしっかりと付き、これまたとってもいい感じ。可愛いみつろうラップをかけた小鉢たちが、夕飯の時間は今か今かと冷蔵庫で眠っている…なんてかわいい姿でしょうか⁉
まだまだ家に中途半端な布があるので、みつろうを追加購入すればもっと充実したみつろうラップライフが送れそうです!今回作成した小鉢用以外にも、お弁当のサンドイッチやおにぎり、使いかけのお野菜用にも使えそうな大判のみつろうラップを作りたいと思います。


「みつろうラップキット」についてさらに詳しくお知りになりたい方はぜひご覧ください。
竹田千蔵商店ホームページはこちら

エコエコアザラク…
エコエコEコト…
次回はどんなエコなEコトに出会えるか、お楽しみに。
戻る